ノジマステラ神奈川相模原「最高を、抜き去れ」2026/27 新体制発表会

ノジマステラ神奈川相模原 2026/27シーズン 新体制発表会

クラブの歴史を塗り替えるための、新たな挑戦がここから幕を開ける。

7月11日にアリオ橋本で開催された新体制発表会にて、馬場正臣代表はクラブ史上最高位の8位となった昨シーズンを踏まえ、「もはや下位争いをするチームではない」と強調した。新しいスローガンである『オーバードライブ 最高を、抜き去れ』を掲げ、平均観客数1,500人への挑戦や新ホームタウン愛川町の追加とともに、さらなる限界突破を誓った。

鳥居塚伸人強化ダイレクターは、トップからアカデミーまで「フットボールフィロソフィー」を再徹底する方針を明言した。感謝の心と諦めない姿勢をベースとした攻撃的フットボールの確立を目指すとし、課題である守備強化に向けて即戦力DFである五嶋京香、筒井梨香の補強を発表した。

就任4年目の小笠原唯志監督は、リーグ戦での「勝点30以上・トップ5」に向けた具体的な数値目標を提示した。エリア内の堅守とチャンス決定率の向上を掲げるとともに、カップ戦と皇后杯では「歴史を変える」という強い覚悟を込め、ともに優勝という明確な目標を設定した。

また、「新シーズンの『ももちゃんランド』で、どんな新たなチャレンジをしていきたいと考えていますか?」という筆者の質問に対し、馬場代表は次のように語った。

「前回実施した選手主体の企画をベースとして継続していく。その上で、パートナー企業や自治体、学校関係者をさらに巻き込み、子どもたちがもっと楽しめる非日常の空間を作っていきたい。今後はSNSなどのデジタル要素や、親会社であるノジマの持つパワー、メディアとのコラボレーションも連動させ、大きなうねりを作っていく。現在はフロントで様々な企画を練っている段階であり、詳細が決まり次第、順次リリースしていくのでぜひ期待してほしい」と、スタジアム満員化へ向けたイベントのさらなる進化に強い意欲を示した。

さらに、筆者が選手たちに対して「チームの始動日からこの日まで、自身のプレーにどのような手応えを感じているか」と問いかけると、4名の選手がそれぞれの心境を明かした。

川島はるなは、「始動してまだ2週間というところで、本格的な戦術の落とし込みはこれからになるが、徐々に体が動いてきている。ここから合宿も含めてコンディションを整えていくが、私自身としては、昨シーズンは得点というところでチームにあまり貢献しきれなかった部分がある。前線をやるからには、得点につながるようなプレーの質を高めていきたい」と意気込みを語った。

平田ひかりは、「この間フリーマンとしてデビューした。ようやくみんなと一緒にサッカーができるようになり、まだ(足が)ぐずってしまう時もあるが、みんなとサッカーできるのはすごく楽しい。全合流まではまだ時間がかかるが、今の強度だからこそできることも多い。昨日で言うと、パオラさんを2回股抜きした。みんなとできるだけ楽しく触れ合って、いずれ全合流できればと思う」とユーモアを交えて現状を報告した。

パオラ ソルデヴィラは、「ハル(川島)が伝えていたとおりで、まだ戦術的なところの練習には踏み込めていないというのが現状だと思う。ただ、昨シーズンはいい形で終えており、チームのいい状態をまず続けていくことだと考えている。今週に関して言えば、やはりまだキャンプの前なのでコンディションを上げていく段階だが、すごく自分自身のコンディションも上がってきている。その上で戦術的なものを積み上げていくベース作りができている」と手応えを口にした。

伊東珠梨は、「まだこれといった手応えというのはあまりないが、昨シーズンに自分としての課題が残った部分がある。そこはこれから始まるシーズンに向けて、キャンプから個人としてもチームとしても課題を修正し、それを試合に出していけるようにしたいと考えているので、まだそれはこれからだと思う」と冷静に今後の課題を見据えた。

過去最高を超えて超加速していくノジマステラが、新シーズンにどのような素晴らしい景色を見せてくれるのか、今から期待が膨らむばかりだ。