アジアサッカーの頂点を決める「AFCチャンピオンズリーグ(ACL)」。2003年に現在の大会形式となってから、多くの強豪クラブがアジア王者の座を争ってきました。
中でも日本勢では、浦和レッズが最多となる3回の優勝を達成。ガンバ大阪や鹿島アントラーズも一度ずつアジアを制しています。
2024-25シーズンからは、ACLが新たに「AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)」として再編され、アジアトップクラブによる新しい戦いがスタートしました。
この記事では、ACLおよびACLEの歴代優勝クラブを一覧で紹介します。
AFCチャンピオンズリーグ 歴代優勝チーム 優勝回数最多は浦和レッズ
歴代優勝チーム
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は2002-03シーズンに大会形式を一新し、2003年から現在の形でスタートしました。以来、アジア各国の強豪クラブがタイトルを争い、毎年白熱した戦いが繰り広げられています。
日本勢の中では、浦和レッズが2007年、2017年、そして2022年(決勝は2023年開催)に優勝し、最多となる3回のアジア制覇を成し遂げています。また、ガンバ大阪と鹿島アントラーズもそれぞれ1回ずつ優勝し、日本クラブの実力を証明してきました。
ここでは、2003年以降のACL歴代優勝クラブを一覧でご紹介します。
- 2003年:アル・アイン(UAE)
- 2004年:アル・イティハド(サウジアラビア)
- 2005年:アル・イティハド(サウジアラビア)※2回目
- 2006年:全北現代モータース(韓国)
- 2007年:浦和レッズ(日本)
- 2008年:ガンバ大阪(日本)
- 2009年:浦項スティーラース(韓国)
- 2010年:城南一和(韓国)
- 2011年:アル・サード(カタール)
- 2012年:蔚山現代(韓国)
- 2013年:広州恒大(中国)
- 2014年:ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)
- 2015年:広州恒大(中国)※2回目
- 2016年:全北現代モータース(韓国)※2回目
- 2017年:浦和レッズ(日本)※2回目
- 2018年:鹿島アントラーズ(日本)
- 2019年:アル・ヒラル(サウジアラビア)
- 2020年:蔚山現代(韓国)※2回目
- 2021年:アル・ヒラル(サウジアラビア)※2回目
- 2022年(決勝:2023年):浦和レッズ(日本)※3回目
- 2023年(決勝:2024年):アル・アイン(UAE)※2回目
- 2024-25:アルアハリ・サウジ(サウジアラビア)
※2022年と2023年の大会は、コロナ禍の影響や大会のフォーマット変更に伴い、変則スケジュールで実施。
日本勢のACL優勝クラブ回数
これまでにACLで優勝した日本のクラブは以下の3チームです。中でも浦和レッズは日本勢最多の3回の優勝を誇ります。
クラブ | 優勝回数 | 優勝年 |
---|---|---|
浦和レッズ | 3回 | 2007年、2017年、2022年(決勝:2023年) |
ガンバ大阪 | 1回 | 2008年 |
鹿島アントラーズ | 1回 | 2018年 |
ACLとACLEの違いは? 2024-25から大会形式が変更
2024-25シーズンから、AFC(アジアサッカー連盟)はクラブ大会のフォーマットを大幅に見直し、ACLは3部制に再編されました。これにより、トップクラブが参加する新たな大会「AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)」が誕生しています。
ACLEは事実上、「旧ACLの上位互換」であり、アジアのトップクラブのみが参加できる“エリートリーグ”として新設されました。
日本クラブのアジア制覇は、ACLがスタートして以降合計5回。これは韓国、サウジアラビアに次ぐ上位の実績です。
ACL優勝回数ランキング(クラブ別・国別)
クラブ別ランキング(2003年以降)
クラブ(2回以上) | 優勝回数 |
---|---|
浦和レッズ(日本) | 3回 |
アル・イティハド(サウジアラビア) | 2回 |
アル・ヒラル(サウジアラビア) | 2回 |
全北現代モータース(韓国) | 2回 |
広州恒大(中国) | 2回 |
蔚山現代(韓国) | 2回 |
アル・アイン(UAE) | 2回 |
国別ランキング(2003年以降)
国 | 優勝回数 |
---|---|
韓国 | 6回(4クラブ) |
サウジアラビア | 5回(3クラブ) |
日本 | 5回(3クラブ) |
中国 | 2回 |
UAE | 2回 |
カタール | 1回 |
オーストラリア | 1回 |
このように、日本勢は複数クラブが優勝を経験しており、アジアでも高い競争力を誇っています。
以上、ACL歴代優勝チームを紹介しました。