土曜日のホームゲームまであと2日です。
昨日はルヴァンカップでジュビロ磐田を下してグループステージ突破が決まりました。
チームは中2日で次の試合に臨みます。リーグ戦で勝ち点を積み上げるためにも大事な試合です。
今回は、午前の練習を終えた山口智監督に、選手たちの様子を見て感じたことを伺いました。
「みんながむしゃらに、大事な部分を持ちながら表現しようとしている」
ーー今日は試合の翌日ということで、昨日の試合に出た選手はクールダウンをして、それ以外の選手は次の試合に出たいという気持ちで練習に臨んでいたのではないかと思います。昨日の試合に出なかった選手たちの表情をご覧になって智さんはどのように感じましたか?
「出れなかった悔しさや歯がゆさを常に持ってやっていると思います。それは常日頃からすごく感じています。今日に関しても、みんながむしゃらにといいますか、大事な部分を持ちながら表現しようとしているので、そのへんは自分が監督として選手を選ぶときの一番難しいところですし、こういうときからちゃんと見ておかないといけないなとすごく感じています」
「やらないといけないことが明確にある」
ーー去年の前半はコーチとして試合に出ていない選手にも声掛けをされていたと思いますが、今年も同じように継続はされているのでしょうか。
「そうですね。そこは役割分担の中でやるところと、前と同じような形でやるところと、変えたところと、コーチに助けてもらっているところと、去年のようにはなってないです。ただ、自分の見方を変えているつもりは全然ないですし、(試合に)出れないから終わりというわけでもないです。次に向かうために(選手が)自分の中で追求していかないといけないことも選手には伝えています。自分が出ていようが出ていまいが、選ばれても選ばれなくても、サッカー選手として上を目指したい、成長したいというのであれば、やらないといけないことが明確にあるので、そういう考え方は伝えたいですし、出ている選手も同じように上を目指し続けるということを、自分の考えとして、信念として持っています」
悔しさをばねに、常日頃の練習に全力で取り組み、新たにメンバー入りを果たす選手は誰なのか。今後のスタメン発表に注目です。
明治安田生命J1リーグ第14節湘南ベルマーレ対ヴィッセル神戸は、5月21日(土)15:00キックオフ。会場はレモンガススタジアム平塚です。
文=大西 徹
※写真は3月に撮影