日曜日のホームゲームまであと2日となりました。
リーグ戦は2分け4敗とまだ勝利がありません。
オンラインで囲み取材が行われ、午前の練習を終えた山口智監督にボールを奪った後の攻撃について質問してみました。
考え方と準備
ーー先ほど強度についてお話をされていました。次の試合、強度という面で選手たちに期待したいことを教えてください。
「強度といっても適当な強度ではなくて、組織的な考え方を持ってトライしているところです。そこはウチの強みでもあるので、その考え方と準備のところでの構え方を強調していますし、相手に対して圧力をかけられればいいと思います。そういう観点からいうと、この間の名古屋戦はいいところをたくさん出せましたし、それはベースとしてやっていかないといけないです。何より選手が絶対にボールを奪われないという気持ちをもっともっと表現しないといけないと思います。考え方と準備のところは引き続き(選手たちに)求めています」
人数をかけてやりきる
ーーこの前の名古屋戦では高い位置で相手からボールを奪えていたような印象を受けました。奪う位置についてはどのように考えていますか?
「もちろん相手のゴールが近いので、高い位置のほうが理想です。ボールを奪ったところからの失い方というのは課題としてあるので、そこはクオリティーを上げていかないといけないですし、人数をかけてやりきらないといけないことだと思います。あとは90分を通してすべてそういうふうに強度を出していけるものではないので、いい状況をつくれるように試合の前半からやっていきたいと思っています」
勇気を持って。シンプルに。
ーー相手からボールを奪った後、選手がミスをしないために大事なことはどんなことだと考えていますか?
「ミスはするものなので考え方だと思うんですよね。同じことを繰り返さないというか。ボールを持っている選手、受ける選手、それに関わる選手、関われない選手というような関係性がある中で、もちろんボールホルダーがいちばん(プレーを)選べる状況ですし、そこで勇気を持つというか、技術に関しては今日やって明日いきなりうまくなることはないと思うので、考え方やトライする回数(を意識して)、あとはシンプルにプレーしてほしいなと思います。自分がいいプレーをするんだと考えるよりは、シンプルなプレーが必然的にいいプレーになるというのはいちばんあり得ることなので、味方を使いながら自分が生きるようなプレーをしてほしいなと思います」
広島戦と名古屋戦で味わった悔しさと経験を糧にして、次の試合も今シーズンリーグ戦初勝利のために全力で戦います。
明治安田生命J1リーグ第8節湘南ベルマーレ対ジュビロ磐田は、4月10日(日)15:00キックオフ。会場はレモンガススタジアム平塚です。
文=大西 徹(SHONAN BOOK)
