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【湘南ベルマーレ】スタジアムの好きな光景…島村毅✕猪狩佑貴対談

島村毅 猪狩佑貴

こんにちは。編集長の大西です。

湘南ベルマーレOBの島村毅さん(左)と猪狩佑貴さん(右)はクラブスタッフとしてどのような仕事をしているのか? スタジアムで試合が行われる時の仕事内容や好きな光景について質問してみました。

文・写真=大西 徹(SHONAN BOOK) 取材協力=湘南ベルマーレ


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湘南ベルマーレのスタジアムの魅力とは?

――本日はよろしくお願いいたします。6月に『SHONAN BOOK』の第2弾を作りまして、その後もいろいろと取材を続けています。

島村毅 第3弾の表紙が僕らということでいいですか?(笑)

遠藤さちえ 違います(笑)

猪狩佑貴 (笑)

――今日のテーマは「スタジアムの好きな光景」です。スタジアムの魅力についてお二人にお聞きしたいと思います。その前に、島村さんと猪狩さんは別の部署なんですね。

猪狩 僕はプロモーション・ユニットに所属していて、ホームゲームのイベントとか、SNSを使った発信とか……。

島村 クラブの価値を高めるための。

猪狩 うん、そうですね。選手の魅力を発信しています。あとはホームゲームに誰かゲストを呼んだり、子どもたちが遊べるようなイベントを企画したり。

島村 メディアのMCは「しゃべる男」猪狩が担当しています。

猪狩 新型コロナウイルスの影響でオンラインの割合がすごく増えましたからね。同時にライブ配信も増やして、MCを担当することがさらに増えました。

島村 プロの方にお願いすることもあるけど、猪狩はベルマーレのスーパーマルチアイテムなので。

猪狩 ハハハハハ。ありがたい。一番の褒め言葉です。うれしい。

島村 猪狩は元選手で年も近いので、選手の素顔を引き出すのが上手です。

猪狩 ありがとうございます。ご説明いただいて。ハハハ。そんな感じですね。

――島村さんは営業ですね。

島村 がっつり営業、セールスですね。

――ちなみに島村さんが担当している主な企業は?

猪狩 いっぱいあるもんね。

島村 今ベルマーレは700社弱からサポートしていただいています。その中でも大きく分けて2種類ありまして、一つがオフィシャルクラブパートナー(※1)、もう一つがサポートコーポレーション(※2)です。ベルマーレにはセールスが5、6名いるので、一人あたり約100社を担当している計算になります。なので、主な企業と言われると説明しづらいんですけど、20社から30社ぐらいのオフィシャルクラブパートナーを担当させていただいています。

※1 オフィシャルプレミアムパートナー、オフィシャルトップパートナー、オフィシャルパートナー、オフィシャルサプライヤー

※2 地域の法人・自治体・団体・組合、個人の方が対象

みんなで作り上げるところはベルマーレの良さ(猪狩)

――ホームゲーム開催日のお二人の行動パターンは全く違うのでしょうか。

猪狩 最初は一緒です。ベルマーレってみんなでホームゲームを作り上げようというところがあって、最初に場外のテントを設置したり、のぼりを立てたり、おもりを運んだり、そういう仕事をクラブスタッフが担当しています。部署は関係なく、セールスもプロモーションもみんなで汗をかいて準備をしていますね。

島村 最初は一緒で、途中からそれぞれ分かれていく感じです。

――朝は早そうですね。

猪狩 だいたいキックオフの8時間前にスタジアムに集合していますね。みんな流れが分かっているから手際がすごくいいんですよ。

島村 15時キックオフの試合だと朝7時とかに集合することになるので、遠いところから来るスタッフは大変ですけど。

猪狩 でも、これは絶対に忘れちゃいけないところで、ベルマーレに長くいるスタッフ、例えば広報のさちえさんやセールスの雲出(哲也)さんたちが作り上げてきたものって崩しちゃいけない。僕らが新しい風を吹かせることも大事だけど、ベルマーレはずっとスタッフがホームゲームを作り上げてきたからね。外注すれば簡単だけど、みんなで作り上げるところはベルマーレの良さでもあるのかなと。

島村 お金を払って効率化を図るクラブもあるとは思うけど、我々はみんなで汗をかいて、チームのために一つになっているので、一体感は他のクラブよりも段違いにあるんじゃないかな。

――場外のテント付近に行けばお二人に会えるんですね。

島村・猪狩 もちろん。

猪狩 どんな時も。

島村 暑い時も。

猪狩 雨でもカッパを着て行きます。

芝生を上から見る、あの時間がすごく好き(島村)

――試合前の好きな光景を一つ挙げるとしたら?

猪狩 みんなで準備をしている時に、こちらに声を掛けてくるわけではないけど、ユニフォームをばっちり着て、池の前にあるベンチで座っている方たちが、試合の8時間前から考え事をしたり本を読んだりしている光景ですね。はたから見たら普通の光景かもしれないですけど、そういう方たちの周りで僕たちが準備をしているのはベルマーレらしいなと。そういう光景を見るとモチベーションが上がるというか、こういう方たちがいるから僕らも頑張ろうと思えるし、選手の時には分からなかった光景というか感覚なんですよね。サポーターがいるから、選手には活躍できる場がある。8時間前に来ている方がいるなんて、選手の時は分からなかったから。

島村 楽しみとかイベントとかを通り越して、日常なんだろうね。試合の日のこの時間はここにいないといけない、みたいな。

猪狩 そうだね。そういう方たちがいるから僕らは頑張れます!

島村 ベルマーレが生活の一部になれているのがうれしい。

猪狩 めちゃくちゃうれしい。誇りに思うよね。

――では、島村さんの好きな光景は?

島村 スタジアムと馬入の芝生を管理している湘南造園の佐藤光さんが、開幕戦の日に「芝生をチェックしに行くけど一緒に来る?」と誘ってくれて、スタジアムの高いところから芝生の状態を確認したんですよ。

猪狩 最高の光景じゃない?

島村 2月は肌寒いけど、天気が良くて、これからシーズンが始まるっていう時の平塚のピッチってめちゃくちゃきれいなんですよ。グラウンドキーパーさんたちは情熱を注いでこだわって管理してくれているので、今までここでやらせてもらっていたんだなという感謝の気持ちが湧きますし、今ここでサッカーができる選手たちはうれしいだろうなって思います。芝生ってたまに入るとすごくうれしいから。

猪狩 テンションが上がるね。

島村 だから普通の人が入れないところから芝生を見て……。

猪狩 誘ってくださいよ。見たいわ。

島村 いやあ、いいんだよね〜。芝生を上から見る、あの時間がすごく好き。

猪狩 それはいいなあ。

――猪狩さんはそこから見たことがないんですね。

猪狩 全然知らないですよ!

島村 秘密の空間だから。

猪狩 お互い目線を合わせずに芝生を見つめて話すんでしょ。ヤバくない?

島村 ちょっと高くて怖いんだけど、芝生を見たり平塚の街を見たり、遠くに富士山も見えたりして。

猪狩 最高だね。

放送室の中にいると一番早く情報が入ってくる(猪狩)

――場外の準備を終えた後は、どのような動きをしていますか?

島村 セールスの仕事の準備ですね。例えば、オフィシャルクラブパートナーのスペシャルデーでは、貴賓室でパンフレットやお食事の用意をしています。広告を出しているところをご案内することもありますね。

猪狩 お客さんと一緒にスタジアムを回ることが多いですよね。パートナーの方にも来て楽しかったと思っていただきたいから。

――猪狩さんは場外の準備を終えた後は?

猪狩 スタジアムの中に入ります。放送室に移動して、スタジアムナビゲーターの三村ロンドさんやアシスタントナビゲーターのいけぴ(池田清香)さん、ビジョン担当の方、音響担当の方に台本を渡して。

島村 台本あるの?

猪狩 台本あるよ! 作ってるよ! 毎回! 大変なんだから。

島村 毎回?

猪狩 毎回。ロンドさんがしゃべる内容をみんなで共有して、「今日はこんな感じでやっていきます」とか「今日はこんな感じでいつもと変わっています」とか話して。そこからまた場外に出て、インスタライブの配信をして、また場内に戻ってスタメンのツイッターを出して。

――あれは猪狩さんがツイートしているんですね。

猪狩 僕が出しています。

島村 猪狩の場合、表に出る仕事が多いんですけど、台本を作ったり、試合の結果をツイッターに出したり、そういう地味な仕事もしているんですよ、というのは僕が強調すればいいのかな?(笑)

猪狩 いやいやいや(笑)。自分がツイッターで発信してるってあまり言いたくないんですよね。「おまえの文字か」みたいに思われると……。

島村 ハハハ。

猪狩 なので、僕とさちえさんでやりくりしてる感じです!

島村 テレビでしゃべってる人だと思われてるから。

猪狩 試合が始まったら放送室の中にいるんですけど、そこにいると一番早く情報が入ってくるんです。だから、選手が交代する時はツイッターですぐに出すようにしています。あとは、この前の試合みたいに雷で試合開始が遅れる時は、放送室からアナウンスをしてもらっていますね。

――ということは、試合中はかなりお忙しいですね。

猪狩 そうですね。でも慣れましたよ。

島村 僕は割と試合の合間に他の社員と顔を合わせる機会が多いんですけど、猪狩とはあまり会わないですね。放送室はしゃべる部屋なので、あまり邪魔できないところですし。

猪狩 確かに会わないね。

周りのみんなが感じていること(猪狩)

――島村さんはどちらで試合を見ているんですか?

島村 僕はスタンドの隙間から覗いてます。

猪狩 ハハハハハ。どこの隙間よ! ちょっと階段を上がったところとか?

島村 隙間……です……。

猪狩 隙間産業……。

島村 下にいることもあるし、上にいることもあるし。

――お気に入りの場所があるんですね。

猪狩 確かにありそう〜。

島村 転々としていて、ハーフタイムにはサポーターの方もそうですし、パートナーの方にもごあいさつをして、いつもの流れがあるんですよ。

猪狩 島さんはベルマーレで長くプレーしてたから、場外に行ってもスタンドに行っても、「あ、島さーん」って声を掛けられるし、そこでコミュニケーションを取ってもらえるからベルマーレとしてもありがたいですよね。島さんがフロントに入ってくれたことで、もともと雰囲気は明るかったけど、もっと明るくなったから。島さんはそんなに感じてないかもしれないですけど、周りのみんなはすごく感じていると思いますよ。

島村 あ、ここは赤文字で。大事なところなので。

猪狩 赤文字、太文字でね(笑)。サポーターの皆さんも、島さんのこと大好きだから。

島村 昔からなじみのある人たちが今も応援してくださっているので、いろんなところで、いろんな話をしていますね。

神奈川でも三本の指に入る面白い人(島村)

――逆に島村さんから見たクラブスタッフとしての猪狩さんの印象は?

島村 そうですね……うーん……。

猪狩 出ないんかいっ!

島村 いやほんとに、この人、面白いので。

猪狩 ハハハ。

島村 神奈川でも三本の指に入る面白い人だと思ってるので。

猪狩 マジか。神奈川?

島村 そりゃ日本まで広げたら他にもいっぱいいるでしょうけど、こと神奈川に関しては。

猪狩 ハハハ。

島村 神奈川“屈指”。僕が引退してから選手を一緒に取材したり、テレビやラジオ、イベントのMCを一緒に担当したり、実況・解説を一緒に務めたり。

猪狩 多いですよね。

島村 僕は仕事をしている感じじゃなくて、猪狩としゃべってるという感覚なんです。ラジオの仕事をする時も、「今日、ラジオだ」とかじゃなくて、「猪狩としゃべってくるわ〜」みたいな感じだから。遊びと言ったら語弊があるんだけど、話してるだけで面白いので、彼はもうベルマーレの財産だと思います。

猪狩 いやいや、そんなこと……ありがとうございます! うれしいですね。あまりそんなふうに言われないので。ありがたいですわ。

島村 ダブルMCみたいな時も猪狩がいれば緊張はしないし、僕が変なことを言っても全部拾って面白くしてくれるので、自由にしゃべっています。彼と働くのは楽しいです。

これ一人でやってたの?って思うと涙が出てくる(猪狩)

猪狩 島さんがフロントに入ってくれて今年で2年目?

島村 うん。

猪狩 以前はイベントやテレビ番組のMCを一人でやることが多かったけど、島さんが入ってくれて、すごく楽しくなりました。それまでは一人でビデオカメラのボタンをポチッと押して、一人でカメラの前に座って、一人で「皆さん、こんにちは!」ってあいさつしてたんですよ。

島村 フフフ。

猪狩 でも今は二人で一緒にやれるようになって、やっぱりもう一人いると楽しいなと。島さんだからこそなんですけど。

島村 猪狩がカメラをセットして、「島さんはここに座ってください」、「スタートしますよ」って準備をしてくれるんですけど、これ一人でやってたの?って思うと、ほんとに涙が出てくる(笑)

猪狩 ハハハハハ。

島村 これはキツいなと思って。しかもプロなのでめちゃめちゃテンションが高いんだけど、実はオンとオフがある。

猪狩 え、ある?

島村 よくあそこからオンに持っていけるな、みたいな(笑)

猪狩 違う違う。オンにした瞬間に元気良くあいさつしてるだけ。

島村 いや、とんでもないスイッチが入ってる(笑)。まあ、あの高いテンションでずっといられたら、こっちも困りますけど。

猪狩 嫌でしょ?

ロンドさんのめちゃめちゃでかい背中(猪狩)

――試合中の好きな光景を挙げるとしたら?

猪狩 試合中は放送室にほぼベタづきでいて、ロンドさんの後ろに座りながらパソコンをいじってるんですけど、選手がゴールを決めた時の「ゴォ――――――ル」というロンドさんのシャウトは鳥肌もんですね。ほんとベルマーレのことを愛してくれているんだなと感じます。僕はいつもロンドさんのめちゃめちゃでかい背中をいつも後ろから見ていますね。

島村 そんな近くで見てるんだ。

猪狩 そう。シャウトする時の手ぶりとかすごいよ。

島村 やっぱり気持ちが入ってるんだね。

猪狩 入ってる。僕らが現役の頃から熱量が変わらずというか、むしろ年々熱量がアップしている感じが最高です。

島村 現役の時って、チームの調子が良くても、試合に絡めてないと複雑な気持ちを抱きながらスタンドで観戦することになるんだけど、現役を終えてスタッフとなった今はサポーターと同じ気持ちで楽しめるよね。

猪狩 うん。

島村 どんな試合をするのかなってワクワクするし、今日はこの選手が出るのかとか、(浮嶋)敏さんは途中交代でこの選手を使うのかとか、サポーターの気持ちで見ることができるからずっと楽しい。

猪狩 うん、分かる。すごく分かる。

島村 願わくば席に座ってビールを飲めたら最高だな(笑)

猪狩 確かにね。

島村 スタッフだからそれはもちろんできないけど、年を取って引退したら、ビールを飲みながらベルマーレの試合を見たいな(笑)

猪狩 最高だね! 夢だね!

文化祭ってこんな感じなのかな?(島村)

猪狩 ホームゲームの時って、朝はいつも島さんと馬入で待ち合わせて、二人で社用車に乗ってスタジアムに向かうんですけど、いつも朝、島さんがワクワクしてるんですよね。僕は「おはようございまーす」って普通にあいさつするんですけど、島さんはスキップしてるんじゃないかってぐらい楽しそうにしていて。

島村 僕としては、ちょっとカジュアル過ぎるかもしれないけど、文化祭みたいな感覚もあるんだよね。とはいえ、学生の頃はずっとサッカーをしてたから、文化祭にはほとんど出たことがないんだけど。

猪狩 ハハハ。

島村 文化祭ってこんな感じなのかな?って想像しながら、朝からスタジアムに集まってみんなで汗を流して、選手たちに勝ってもらうためにクラブ一体となって全力で作り上げているので、それで勝った後はもうヤバいよね。

猪狩 ヤバいね。

島村 片付けは結構大変なんだけど、ほんとに楽しすぎて、「あいつすごかったな」とか「勝って良かったね」ってみんなで話している時は疲れも吹き飛ぶ。文化祭ってこういう感じなのかなって。

猪狩 もちろん仕事なんですけど、島さんが言うように、イベントが毎週のようにあって、自分たちで作り上げるのは楽しいですよね。今は制限付きでなかなかブースを出せないですけど、通常どおり開催できるようになれば、またいろんなイベントを企画したいですし、子どもたちがブースに集まってわちゃわちゃ楽しんでくれたら最高に幸せ。仕事なんだけど、仕事以上の楽しみを頂いている感じですよね。

島村 そうだよ、ほんとに。あの……文化祭……。

猪狩 何回言うんだよ! 文化祭って(笑)

僕ら帰りも一緒。話す時間が足りない(猪狩)

島村 勝った後の片付けは楽しいけど、負けるとつらい(笑)

猪狩 めちゃめちゃどんよりする。露骨に出ますよね。

島村 勝った後はすべてが最高です。

猪狩 勝利のダンスをしている時とか、スタンドが総立ちになって楽しそうにしているのが一番。準備して良かったなと思えるから。みんなが楽しんだり、喜んだり、笑顔になっているところを見られるのは、やっぱり勝利した時なんですよね。勝利した後のスタンドの雰囲気は何回味わっても最高。その感覚は選手の時もフロントスタッフになっても同じかな。

――試合後に選手が一周する時、猪狩さんは選手のところに行くんですか?

猪狩 勝った時は勝利のダンスを撮影しに行きます。ただ、今は勝利のダンスをできていないですけどね。

――でも、行く準備は常にできていると。

猪狩 できています。動画を撮って、すぐにiMovieでいらないところを削って、すぐ出します。

――スマホで編集を?

猪狩 スマホでやっています。

島村 地味に仕事してるんですよ。撮影、編集、配信……さすがです!

猪狩 ソフトを買って編集技術をめちゃめちゃ上げてみようかな。

――朝から夜まで濃厚な一日を送っているんですね。

猪狩 僕ら帰りも一緒ですから。話す時間が足りないんですよね。

島村 足りない足りない。

猪狩 スタジアムから馬入まで帰るのって10分もかからないんですけど、いくらしゃべっても時間が足りないんですよ。

島村 たまに車から降りても立ったまましゃべってる(笑)。中途半端なタイミングで帰るのが定番です。

猪狩 そうそうそうそう(笑)

――中途半端なままでいいんですか?

島村 終わらないから(笑)

猪狩 ずっとしゃべっていられるんで。とにかく楽しいです。こんなに楽しんでいていいのかなって感じです。

選手の息遣いが聞こえるし、気迫も感じ取れる(島村)

猪狩 選手の仕事は、ファン・サポーターに勝利を届けて笑顔になってもらうこと。僕らは、スタジアムに来て楽しかったな、と皆さんに思ってもらうような雰囲気づくりを心掛けています。ただ、今はこの状況なので、僕らスタッフができることは相当限られています。イベントもあまりできないので、すごく心苦しい。来てくれたお客さんが満足してくれたかな?って思いますし、選手にはなんとか勝ってくれ!って念を送っています。そんな中でも、スタジアムに来てくれたお客さんとはできるだけ楽しく一緒に過ごしたいですね。

島村 そうだね。やっぱり選手たちって、たくさんのお客さんに来ていただけると力になるし、最後まで走り抜くことができると思う。我々スタッフは、お客さんが安心して試合を観戦できる環境を作っていくしかない。まだスタジアムでは声を出せないですけど、スタンドから拍手をしたりマフラーを掲げたりしてパワーを送ってもらえたら、きっと選手たちの力になるはず。スタジアムに来れば選手の息遣いが聞こえるし、気迫も感じ取れるので、新しい発見があると思いますよ。

プロフィール

島村毅(しまむらつよし) 株式会社湘南ベルマーレ セールス・ユニット
1985年8月10日生まれ。埼玉県越谷市出身。サッカー歴:越谷PCキッカーズ→越谷FC→ 早稲田実業高→早稲田大→湘南ベルマーレ→徳島ヴォルティス→湘南ベルマーレ。J1リーグ84試合6得点、リーグカップ12試合1得点、J2リーグ116試合13得点、天皇杯15試合1得点。最近のマイブームは自転車をめっちゃ漕ぐこと。ママチャリに乗って汗をかきながら片道25分かけて通勤。運動不足の解消に取り組んでいる。

猪狩佑貴(いがりゆうき) 株式会社湘南ベルマーレ プロモーション・ユニット
1988年4月7日生まれ。神奈川県平塚市出身。サッカー歴:FC金目→湘南ベルマーレJr.ユース→湘南ベルマーレユース→湘南ベルマーレ→佐川印刷SC→湘南ベルマーレ→福島ユナイテッドFC。J1リーグ3試合、J2リーグ24試合1得点、J3リーグ7試合、JFL33試合6得点、ナビスコカップ5試合、天皇杯7試合1得点。最近のマイブームは子どもと一緒に昆虫採集に出掛けること。子どもはセミが好きで、カブトムシやクワガタは大大大好き。暇があれば公園や森に行く。最近は「おけら」をつかまえて大興奮。

レモンガススタジアム平塚
湘南ベルマーレのホームスタジアム。緑豊かな総合公園内にある。
収容人数:15,380人
所在地:〒254-0074 神奈川県平塚市大原1-1 平塚市総合公園内
最寄り駅:JR東海道線「平塚」駅、小田急線「伊勢原」駅

湘南ベルマーレ公式サイト:チケットの詳細を見る